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死役所を読んで思うこと

最初はホラーかと思っていたけど、全然違った。むしろ泣いた。

先日「死役所」というマンガを読む機会がありました。

死役所は以前にTVドラマにもなっていたので、知っている方も多いかも知れませんね。

ご存知でない方のために簡単なあらすじを説明いたしますと、

亡くなられた方が成仏をするために手続きをする死役所という役所風の施設があり、そこで亡くなられた方の人生を振り返るヒューマンストーリーです。

ここでの登場人物は死役所の職員達と、亡くなられた方々。

亡くなられた方々は老若男女入り混じり、死因も様々です。病気で亡くなった方、事故で無くなった方、自殺した方、殺された方…。

死役所の職員も亡くなっていますが、通常の亡くなられた方と違うのは、現世で死刑になった方という点です。

職員たちも様々な事情があり、亡くなられた方々と同じようにストーリーが展開されます。

人生を考えるキッカケに

このマンガを読んで改めてわかることは、誰しも例外なく人間は必ず死ぬということ。

そしてそれがいつ訪れるかは全くわからないということ。

まだ20代でも病気で死ぬかもしれないし、物心つかない子供でも事故で死ぬかもしれない。

人生80年と言われますが、自分が必ず80歳まで生きれる保証はどこにもない。

明日に通り魔に殺されることだってあり得なくはない。

そう考えると、生まれてくることが奇跡と言いますが、一日一日を無事に生きることが出来ることもまた奇跡。

ただ人間は自分が病気になったりしないとそのことがわからない。元気な時は元気のありがたさがわからない。

そうやって死が直前に迫ってきたら後悔する。

いや、死が直前にわかるだけでも幸せなのかもしれないですね。

直接死とは関係ないですが

もし今私の親や家族が病気や認知症になったら?

自宅介護は難しいので病院や施設に預けることになるかも。

その場合もちろんお金が必要になる。

その時に今の仕事が無くなったら?

これは全て私の妄想ですが、決してありえなくない事です。

現に今この状況になっている方もいらっしゃると思います。

人間はいざという時は「自分は大丈夫」と思うようです。

幽遊白書で戸愚呂兄が言ってましたね。「自分が死なないとでも思ってるんじゃないかね」って。

あれがまさにそうです。

みなさんは漫画やゲームの主人公じゃないんです。謎の力で助けられることなんてないんです。

世の中の全員はモブキャラです。

近いうちに大地震が来ると言われていますが、「自分はその大地震が来たら死ぬ」と本気で考えていますか?

大変だろうけどなんとなくどうにかなると、根拠のない自信がありませんか?

もし目の前でナイフを持った男が殺しに来たら、必死に抵抗しますよね?どうにかなるとは思いませんよね?

まだ起きていない大地震についても、ナイフ男の時のように必死にならないといけないんです。

必死に地震について考えて、食料を備蓄して、逃げるシミュレーションをするべきなんです。

そしてそれは大地震でなくても、日常の生活でも必死に生きるべきなんです。

現状維持は衰退だ

人間は困難や大変なことがあるとそこから逃げてしまう性質があります。

皆さんもそういうことってありませんか?なんとなく調べたりするけど結局結論を出さなかったり行動しないこと。

いい例えが浮かばないのですが、例えば今あなたは新聞配達の仕事をしているとします。

ただ世の中では新聞やテレビなどのマスコミは信用ならないことがバレてきていますし、インターネットで色々な情報がすぐに手に入る。

前日のニュースを次の朝に読んだりするタイムラグもないんです。インターネットならリアルタイムで情報が手に入ります。

こうなると今後はどんどん新聞というものが廃れていくことが目に見えています。

そうなると現在やっている新聞配達という仕事も無くなっていく可能性が高い。

そこで人間は「今後仕事がなくなる。どうにかしなきゃ。」とまでは思います。

ただその先に進めない。

本来なら、何かスキルを身につけて転職するなどをするべきなのですが、ついそれを怠ってしまいます。

なんなら「実際は無くならないんじゃないか」「自分は頑張れば大丈夫じゃないか」などと根拠のない自身で正当化してしまい、結局現状維持の道を進んでしまう。

結局自分は大丈夫と思い込んでします。

そうなると結果はどうなるか想像に容易い。

時間は有限

結局はありきたりな使い古された表現ですが、時間は有限でみんなに平等です。

そこには国も性別も関係ありません。いくら偉くても関係ありません。いくらお金を持ってても関係ありません。

そこに気付くと、時間を無駄にすることがどれほどおろかかがわかります。

芸能人の不倫にいきり立って炎上させてる場合なんかじゃないんです。

今回は特に取り留めない殴り書きをしてしまいましたが、それくらい死役所を読んで考えさせられてしまったということです。

久しぶりにためになる漫画を読みました。

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