電子書籍が読みにくいという悩み
たまに私は本を読むのですが、どちらかと言えば電子書籍よりも物理的な本の方が好きでした。
基本的には効率化やミニマリストに憧れるタイプなので、持ち運びやいつでもどこでも読めることを考えれば電子書籍の方がいいんです。
だけども何故か読書だけは電子書籍だと読みにくい。そして内容が頭に入っていかない。
そのせいで電子書籍は合わない、好きになれなかったんです。
電子書籍が苦手な理由を考えてみる
これは私が古い人間だから仕方ないのかと諦めた時期もあったのですが、よくよく分析してみると違う気がしてきたのです。
まず年齢の割にはスマホを使いこなせている点。iPhoneは4S時代から使っていますし、パソコンだって仕事になるくらいは使えています。なので単純に古いだけでは片付けられない。
また、漫画をスマホで読む分には何の違和感もない。まぁ見開きページとかはスマホだと迫力が無かったりでちょっと不満ですけどね。ただこれは不満であって読みづらいとは別話。
またネットの記事などは全然読めてしまう。むしろ読み過ぎて軽い中毒。
つまり電子書籍を読みにくいや嫌う理由が見つからないのです。
すると何故実際に電子書籍を読みづらいと思ってしまうのか?
その理由は「縦書き」にあったんです。
目は左右に動くようにできている!
通常スマホを使う時は縦に使いますよね?そうすると画面も縦長になる。そして電子書籍の大半も縦書き。つまり文章が縦に長くなるのです。
その際に目線の移動無しで一列読めます?上から下までを読もうとすると、結構目線も上から下に移動させると思うんです。
そこに原因があったのです!!
なぜなら目線は左右によく動くように出来ていて、上下には大きく動くようには出来てないからです!
つまり縦書きのせいで目線を必要以上に上下に動かす必要が出てきて、そのせいで疲れてしまうのです。映画館での映画を一番前で見る感覚に近いですかね。
無意識に次の文章も読んでいる
さらには、文章が縦長になってしまったため、一目での文章の情報量が少なくなってしまい、常に新しい文章を一から読むことになる。
これ説明が少し難しいんですけど、例えば画面が小さければ文章全体がある程度視界に入る。つまり少し先に読むべき文章も頭の片隅に多少ですけど入っているんです。
そして一列目を読んだら次は二列目ですよね?その二列目は一列目を読んでいる間に多少視界に入っているためすんなり頭に入ってくる。
勉強をする時に初見だと内容がわからなくても、復習時には初見時よりも内容が理解出来ることってありません?あれです。
つまり視界の範囲と画面のサイズが合っていないことが原因だったんです。
解決策は横向きにあった
ではどうすればよいか?その答えがタイトルにもある「横向き」です。
画面を横にすることにより文章の縦の文字数が格段に減るんです。それがどういうことかと言うと、目線の上下運動が遥かに少なくなるんです。
そして画面が横向きになることにより、視界には次の文章が入って来やすい、つまり軽い先読みもできるんです。
私は電子書籍を横向きにして読むことにより、苦手意識を解消することができました。
もし電子書籍に苦手意識がある方は試して見てください。
横向きのデメリット
もちろん電子書籍をスマホを横向きにして読むデメリットもありますので、合わせて紹介しておきます。
まずは電子書籍そのもののデメリットなのですが、サービスをしている企業がサービスをやめたり、企業自体が潰れた場合に読めなくなるということです。
物理的に本を買ってしまえば、その後にその本屋や出版社が潰れても関係ないでですが、電子書籍の場合は読めなくなる。これは電子書籍の一番怖いリスクの一つですね。
次のデメリットとしては、売ることができないことです。
せっかく買った本の内容が期待外れだったりすると、なんで買ってしまったんだという悔しい思いと共に売りたくなりません?売りたくならないような本ばかりと出会えているなら最高なんですけどね…ただなかなかそうはならない。
そうした場合、物理的な本ならブックオフやメルカリなどで売ってしまえばいい。そして売ったそのお金で新しい本をかえるじゃないですか。それが電子書籍ではそれが出来ない。
そして最後に…
スマホを横にしている場合、周りにはゲームをしているように見られやすいです。そう思われたくない場面ではお気をつけあれ(笑)